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LとR、装置で聞き分け改善 日本の研究チームが開発 [英語]

LとR、装置で聞き分け改善 日本の研究チームが開発:朝日新聞デジタル

LとRの聞き分け、5日で90%に 英語の新学習法開発、脳活動を可視化 情報通信研究機構 - SankeiBiz(サンケイビズ)

世間では日本語のネイティヴスピーカーはLとRの聞き分けが苦手であるとまことしやかに言われている。しかし、世間で言われているほど、その聞き分けは難しいものではないと思う。

私自身もさほど困ったことはないし、学生たちも特に問題は感じていないようだ。Lの音は軽くて短いし、Rはこもった感じで長いので、その感覚さえつかめれば、わざわざそんな装置を使って5日間もトレーニングをしなくても大丈夫だ。

さらに、単語のみで聞き分けができなかったとしても、通常、言葉には文脈があるから、RightとLightを聞き間違えることはまずない。

きっとこの研究チームはイグノーベル賞を狙っているのだろう。

他にも、聞き分けにくいものとして、DとB、PとB、FとVなどがあるが、この装置はそちらにも応用できるのだろうか。

イノベーティブな英語の学び方? [英語]

世界に注目される日本人の英語教師に聞いた「イノベーティブな英語の学び方」 | ライフハッカー[日本版]

英語を英語で教えるのは非効率という意見は全面的に賛成だ。私も大学時代に英語で英語を教わった口だが、あまりに役に立ったとは思わない。リスニング能力はわずかに高まったのかもしれないが、アメリカ人やイギリス人の教員が日本を馬鹿にする話ばかりするし、おとなしい日本人学生に差別的な態度をとるので、面白くなかった。英米人の日本人への差別意識というものはどういうものかの勉強にはなったが。

同様に、島津さんもホームステイ先でひどい差別に遭ったという。そのとき、自分が英語で言い返せないのは日本の英語教育が悪いと思ったという。その考えは間違っているような気がする。差別するホームステイ先の野郎が悪いと考えないのは非論理的。われわれは世界中の人達と喧嘩をするために英語を学んでいるわけではないだろうが。

島津さんは段階的に英語を学ぶのは効率が悪く、一気に学ぶ方がいいと主張している。しかし、それは同意できない。私は3月にバイトをしたのだが、職場には何の研修制度がなく、いきなり現場に立たされた。何の予備知識もないところで、大量の情報を一気に教えられ、同時並行でさまざまな処理を行わなければいけない状況に置かれたわけだ。当然だが、いい年をしてパニック状態になった。結局、何一つ身につかず、挫折に近い形で止めざるを得なかった。

島津さんは、段階的に教える場合、途中で挫折すると取り返しがつかないと主張している。しかし、むしろ一気に教えたほうが、一気に潰される可能性が高まると思う。島津さんの主張は、泥縄式にやったほうが身につくという意味なのかも知れないが、モーティヴェーションが高くない人にとっては、それはなかなかきついことだと思う。

島津さんの伝える学習方法は「イノベーティブな英語の学び方」とされているが、私にはさほど革新的には思えない。

余談だが、教科書の内容がつまらないというのは全面的に賛成だ。最近は英米系の会社の教科書を大学側に指定されることが多いのだが、糞つまらない内容で、勉強にならない。


They is ? [英語]

LGBT:theyの三人称単数OK 性的少数者に配慮 - 毎日新聞

最近は、日本人にもおなじみの外国人の名前ばかりではなく、見たこともないような名前をよく目にする。その都度、男性か女性か考えなければいけないので、面倒だ。これが避けられるというのは朗報だが、今度は単数なのか複数なのかを区別する問題が生じて、またまた面倒くさい。

英語ではこれまで、HeやSheの代わりになる男女の区別をしない代名詞がいろいろ考えられてきた。Xeというものもあったが、結局、定着しなかった。今回はTheyを単数で使うことを認めるということになった。それはよいのだが、次は、They areとするか、They isとするかが問題になる。かつて、Youには複数のYousというものがあったが、Youに一本化された。現在、You areは「あなたは」または「あなたたちは」の両方を指すが、特に混乱は生じていないので、文脈があれば、問題はないのかもしれない。

安倍首相関与の決定的文書 これで知らぬ存ぜぬは通じない|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

「総理の意向」伝えた忖度大臣 山本創生相に“動かぬ証拠”|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

無理筋が現実に…加計学園「総理の意向」文書を全文公開|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL

共謀罪で大強化、スノーデンが警鐘を鳴らす日本の監視体制! 政府はすでにネット傍受ツールを利用していた|LITERA/リテラ

安倍官邸「加計学園圧力文書はフェイク」は疑惑逃れの嘘だった! 決定的証拠が次々、田崎史郎までが「本物」と|LITERA/リテラ

安倍首相の加計学園疑惑に決定的証拠! 官邸が文科省に「総理のご意向」の文書、萩生田官房副長官も圧力|LITERA/リテラ

フェイク総理の安倍はこれで一巻の終わり。森友学園問題、加計学園問題による国政の私物化で2ストライク、そして民主主義を破壊する共謀罪法案の強行採決があれば、ストライクアウトだ。

しかし、この期に及んでしらを切り続けるのであれば、「この桜吹雪が目に入らぬか」の遠山の金さんか、「この紋所が目に入らぬか」の水戸黄門に登場を願うしかない。


エッセイライティング:私大の入試問題の出来の悪さ [英語]

土曜の夜は受験生の長男と英語の勉強をしているのだが、今晩は学校の宿題を手伝うことにした。息子が用意したのは明治大学の入試問題だ。内容は単純なのだが、エッセイとしては極めて出来が悪いのに驚いた。

どんなふうに出来が悪いかというと、英文のエッセイの構成になっていないのだ。英語のエッセイは、イントロの中に、そのエッセイの中でしたいことを宣言する一文が含まれる。「このエッセイでは、斯(か)く斯く然々(しかじか)について論じます」という宣言だ。(このブログの記事だと、入試問題のエッセイの出来が悪くて驚いた話を書くという宣言になる。)それをThesis Statementという。その後のパラグラフ以降は、自分が述べたいことを整理整頓して、ブロック状にして展開していく。それぞれのブロックをパラグラフと呼び、中身はThesis Statementをサポートする個別具体的な内容になる。そして、それぞれのパラグラフの冒頭には必ずトピックセンテンスが置かれる。まるで大きな箱の中に、小さな箱が何個か入っている構造になっている。

ところが、明治大学の入試問題を読むと、大きな箱に小さな箱が入っているという構造が意識されていないことが分かる。まず、イントロであるはずの第1パラグラフから個別具体的な話が始まっている。全体的には、中くらいの箱になっているのであるが、それでも個別具体的な話であることには代わりはない。英語のエッセイであれば、イントロは読者にこれからどういった分野の話をするのかを伝える重要な役目がある。それなのに、個別具体的な話から始まるので、大枠がつかみにくく(大きな箱に貼られたラベルが判読できず)、非常に読みにくい。その後、第2、第3パラグラフまで具体例が続く。そして、第3パラグラフの終わりに、満を持して、イントロの中にあるべきThesis Statementが登場するのだ。主役の登場があまりにも遅すぎる。結論は第4パラグラフにあるのだが、結論の一文はパラグラフの冒頭にはない。最後の最後に登場人物が発した言葉が引用されることによって、結論となるのである。

このエッセイは、きっと日本人の手によるものだろう。論理展開以外にも、全体的に非常に言葉遣いが堅苦しいところや、"It can be said that - "などと、日本人以外はあまり使わないような表現があったり、文法的におかしいところもある。複数形で受けるべき動詞を、なぜか単数形で受けているのである。きっと日本人の教授が書いた文章をどこかの予備校に外注し、試験問題として作ってもらったものに違いない。そういう出来損ないのエッセイであるからこそ、かえって試験問題が作りやすいのかもしれない。

高偏差値の私立大学だと、そういうクセのある(出来損ないの)試験問題が頻出する。それは学生たちが頭のこんがらがった先生たちの話を聞いても、自分なりに整理整頓できる能力を試されているのかもしれない。しかし、入試でそんなものばかり読まされていたら、学生は大学に入っても、パラグラフがわからない、エッセイが書けないという状況のままになってしまうだろう。

私の個人的な意見だが、そういう文章の読解力を評価するのは時代に合わせてそろそろ止めて、むしろ、頭のこんがらがったセンセイたちの頭の方を整理整頓した方がいいと思う。オールイングリッシュで教育していると言われている明治大学の英語教育は本当に大丈夫なのだろうかと今晩は大いに心配になった。


「グローバル化」への道は程遠い [英語]

英語、民間テストで4技能評価 センター試験の後継原案:朝日新聞デジタル

誰がどういう基準で英語の4技能を評価するのでしょうね。受験生は何万人もいるのですから、莫大なコストがかかることは目に見えています。また、この改革が民間の業者の懐を富ますことになるのは予想できますが、それに見合った教育効果が出るかどうか極めて怪しいと思います。

そもそも、日本人のすべてが英語を使えるようにならなければいけないということ自体、国家が決めることではありません。母語以外にどんな言語を習得するか、しないかは個人の自由です。お役人様は、日本が「グローバル化」に対応する必要があり、それが国民のためになるとお考えになるのなら、英語に特化した外国語教育を国民に施すのは、本来の「グローバル化」の趣旨に反するものです。それは「英米化」に過ぎません。他の言語(たとえば、アラビア語、スペイン語、ロシア語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語など)を学ぶ人を増やさないと、日本国民は世界の人たちと付き合うことができないはずです。「グローバル化」とは、すべて英語で済ますという意味ではないのです。

こういう改革(改悪)によって増えた教育コストは、大学への補助金の削減、そして教員の給料の削減につながるのも容易に予想できます。より一層、大学は搾取機関と堕していき、教員はやる気を失います。

さらに言うと、英語の4技能を評価するのなら、バランスを取って日本語の4技能も評価対象にすべきではないでしょうか。仮にそんなテストをしたら、ほとんどの日本人は日本語で不合格になるでしょう。日本語が読めない、聞けない、書けない、話せないということで。日本人なら、誰でも日本語の4技能が一定の水準を満たしているはずだと考えるのは単なる思い込みでしかありません。実際、日本人が英語が話せないのは、英語教育の問題ではなく、日本語ですら自分の考えが言えなかったり、書けなかったりするからです。英語ができるかどうかは、その人の言語能力いかんに関わっているのです。

残念ながら、日本人はいまだに「グローバル化」「国際化」「英米化」「欧米化」を区別できないし、しようともしないのですから、「グローバル化」への道は程遠いと思います。


息子にパラグラフ・ライティングの基本を教えてみた。 [英語]

昨晩、長男に英語を教える時間が取れなかったので、代わり今晩教えてやった。今日は趣向を変えて、テーマをパラグラフ・ライティングにした。焦点を当てるのは、読み方ではなく、書き方だ。

大学の英語の授業では、T/F問題や内容確認の問題を解くことも多いが、重要なのは、パラグラフやエッセイを書いたり、そういう原稿を書いて、プレゼンができるようになること。(ちなみに、話を要約することも重要だ。)受験勉強は、そのための準備をしていると思ってほしい。

私立大学の入試問題は、小難しい文章を読まなければならないし、ひねくれた選択肢の問題も多い。だから、わかりにくい(下手くそな)文章を読めるようになればいいのだと勘違いしている受験生は、できるだけ早く軌道修正しておいたほうがいい。何よりもまず、パラグラフの発想を身につけることが求められていのだ。パラグラフは、主題文、支持文、結論の3つのパーツから構成される文章のことであり、その3つが揃っていることが必要条件となる。パラグラフの発想で物事を説明したり、自分の考えを主張できたりすると、聞き手は楽になる。Reader-Orientedな文章を書くことが重要なのだ。そんな話を、大学の教科書を使って息子に1時間程度でささっと説明してみた。

ここのところ英語の入試問題や模擬試験を一緒に解くことが多かったので、たまにはこんなふうに大局的に自分がしていることの意義を捉え直す作業も良いと思う。

「一億総英語化」? [英語]

中3と高3の英語力、政府目標達成は僅か36% : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

目標達成率が低いのではなく、目標があまりに高すぎるので、ぐっと下げればいいだけのこと。

日本人全員が英語を話さなければいけなくなったら、英語を話せるようになるかもしれないが、まだまだ経済的にも政治的にも余裕があるので、無理に全員が英語の勉強をしなくてもいいと思うんだけどね。

「グローバル化」に対応するためなら、学校で英語だけを教えるのは止めて、いろんな外国語を自分で選んで学べるようにした方がいいと思う。「一億総英語化」という発想自体が、島国的な発想なんだよね。文科省の官僚たちはもっと広い視野を持って、「グローバル化」の意味を再考したほうがいいと思う。

下宿生への仕送り8万5700円…16年連続減 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

給料が下がっているのに、学費も家賃も税金も、その他もろもろの物価も上がっているのだから、仕送り額が下がるのは当然のこと。現政権の教育政策が完全に間違っていることの証明でしかない。



「カタコトでも通じればOK」は自己満足? 英語勉強法についての大切なこと | ライフハッカー[日本版] [英語]

「カタコトでも通じればOK」は自己満足? 英語勉強法についての大切なこと | ライフハッカー[日本版]


1年で話せた人が絶対やらない英語勉強法

1年で話せた人が絶対やらない英語勉強法

  • 作者: 水野 稚
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2017/02/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



私はこの著者の意見に賛同します。私の周囲の英語教師も、私と同意見であることが多いので、私の同僚たちの多くも、この本に賛同の意を示すでしょう。というか、この本に書かれていることは英語教師の常識です。

水野 稚のプロフィール情報 All About
水野 稚(ゆか)プロフィール - MELS英語学校 白金台教室

存じ上げませんでしたが、こういう方なのですね。こういう方であるからこそ、説得力が出るのですね。私なんぞが、同じことを申し上げても、誰も耳を貸してくれませんから。

英文法は重要ではないとか、発音も文法もめちゃくちゃでも通じればいいのだ、学校英語は使えないなどというルサンチマン(怨念)の香りがする本が世間では数多く出回っていますが、考え方として不健全だし、非常識だと思っています。

商売人が、箱の中身はゴミでも、売れればいいのだと言っているのと同じことです。

そういう態度は不誠実です。

実践の中で覚えろ、体系的な教育はいらないというのは、大衆受けするところがあるのかもしれませんが、そういう昔かたぎの職人さんのような発想はいまや時代遅れも甚だしいものです。

職人さんの世界であっても、若い人にそのような教え方をすると、すぐに仕事を辞められてしまうので、離職者を減らすために体系的な教育方法を確立しようとしているところも多いと聞きます。実践の中で覚えろというのは、効率が悪いし、人材育成に失敗することが多いものです。

それと同じで、やはり学校英語のように体系的に学ぶということの重要性を世間の人も理解してほしいと思います。


テキスト不要の英語勉強法 「使える英語」を身につけた人がやっていること

テキスト不要の英語勉強法 「使える英語」を身につけた人がやっていること

  • 作者: 布村 奈緒子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/01/27
  • メディア: 単行本



こちらは、英語の授業の成功例を紹介した本ですが、アマゾンのレビューにもある通り、もともとできの良い生徒を対象にした授業なので、使う機会を与えてやれば、できるようになるのは当たり前です。

それは基礎が身についているからであって、この先生が基礎を身につけさせたわけではないのです。

この先生の授業を受ける前に、他の先生たちがこの生徒たちにどれだけ体系的に学ぶ機会を与えてやったかを見ないで、表面の美味しいところだけを取り出して、私の授業ってすごいでしょうと自慢するのはあまり好ましいことではないと思います。

このような授業がどのレベルの生徒にも応用できると考えるのなら、勘違いも甚だしいと思います。

人間には、いろんなタイプがいるので、ある一人の人間に対して行った方法が、別の人間に対してもうまくいくとは限りません。自分にとって見えていないものでも、実は存在しているのです。そういう部分を見る努力をすることがこの著者には必要だと思います。

もしこの本をお読みになるのなら、著者が示す成功例の裏に死屍累々と横たわっている失敗例に想像を巡らせてほしいと思います。



共通テーマ:学問

英語でドラマを何と言う? [英語]

英語で「drama」の意味はテレビドラマなの? | オンライン英会話ガイド

日本ではドラマと言えば、テレビで放送されているドラマになる。

しかし、英語でdramaといえば、演劇のことだ。

それを知らずに、英語を話す人と話をすると、話が噛み合わなくなるから注意が必要である。

英語では、ドラマはTV Drama、TV series、Soap Operaということを覚えておいたほうがいい。

さて、上記のサイトにも書かれているが、dramaの語源はギリシア語の「行為」である。

ゆえに動きがなければ、ドラマとは呼べないわけだ。

その動きは、物理的な動きだけではなく、心理的な動きも含まれる。

状況に何らかの変化が起きないと、ドラマにはならないということになる。

ちなみに、storyは階層のことだから、そんなドラマチックな変化が積み重なっていくことと考えればよいのだろう。


「基礎」の下に目に見えない本当の基礎があるというお話 [英語]

昼間、小学6年生の次男に英検5級の問題を解かせてみました。英語塾に通っているせいか、中学初級程度のことはだいたいわかっているようで、びっくりしました。もちろん細かい問題は飛ばしながら進めたのですが、旺文社の教本を一気に半分も終わらせてしまいました。次男は、マインクラフトのような海外のオンラインゲームのチャットに表示される英語を読んで、私に意味を聞いてくることが多いので、それも英語を覚える機会になっているようです。発音も悪くないし、物覚えも良いので、これから英検5級対策をやってやろうと思います。

受験案内 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

次回の試験は6月4日(日)なので、中学校で申し込んで受験できるはずです。

昨晩、英語が苦手な長男に3時間以上かけて、英語という言語の根本的な発想の仕方、効果的な学習の仕方、そして試験問題の解き方を教えました。今回は、文法としては、名詞、代名詞、動詞、前置詞、接続詞を取り上げ、中でも動詞の時制とアスペクトと基本動詞を中心に説明しました。ここで、そのすべてを説明するのは非常に難しく、それを説明していたら、1冊の本ができあがるほどの内容です。

ふだん私が大学生相手の授業では数カ月かけて教える内容ですが、それをたった3時間で説明したので、息子もきっといっぱいいっぱいだったに違いありません。しかし、息子は、単に英単語とその訳を覚えたり、文法の問題を解いたりしているだけでは表面的なことしか分からず、試験の問題で正解は出せるかもしれないけれど、こういう根本的な発想の部分を理解しないと本当のところは何も分からないんだ。だから、まともな一文すら作れないので、ライティングもスピーキングもできないんだ」という感想を言ってくれたので、「言語は単なる道具なんかじゃない」という私の持論が正確に伝わったようです。

言語をツールだと思っている人は、言語の理解が不十分な人であることの証拠です。そういう人がもし自分の教師なら、英語は英語で教えられるのだと言ったり、また逆に文法を分析しつづけるだけで終わるような教え方をされるでしょう。世の中の英語教師の99.9%はそのいずれかで、どちらも有害極まりありません。

英語を英語で考えられるようになるのは、日本語の話者の場合、母語である日本語の発想と英語の発想の違いを理解することからしか始めるしかありません。それが基礎中の基礎です。目に見える部分の「基礎」を本当の基礎だと思っている人が多いのですが、その「基礎」の下に、本当の基礎があることはほとんどの人は気づいていません。だから、基礎がないところに、基礎もどきの「基礎」を作ろうとするので、英語学習に挫折する人があまりに多いのです。日本語の発想の上に、英語を載せようとするから、失敗するのです。

教える側も本当のところ、「基礎」の下に目に見えない基礎があるということに気づいていないし、気づいていても、教える能力はないし、能力があったとしても、そのうち自然にわかるようになるよと楽観して、短期的な成果が出やすい、英単語のスペリングと発音を教えるだけの幼児教育で満足していたり、とにかく暗記が大切だといって、やたらめったら英単語を覚えさせたりするようなことばかりしています。それが日本の英語教育の実態です。子供のことなど一切考えず、アコギなビジネスをしているだけなのです。親も短期的な視点しか持たない人が多いので、それで満足しているようですが、子供たちのことをまじめに考えてやったほうがいいと思います。