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AI(人工知能)は生産者になれても、消費者にはなれない。 [雑感]

ルンバは家政婦にはなれない…AIの発達で“消える”職業とロボにはできない仕事 (1/6ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

AI(人工知能)によって、人間が仕事を奪われると心配する人が多い。果たして、その考えは正しいのだろうか。

資本家は、資本を拡大するために、安い労働力を雇い、彼らに可能な限り低コストで製品を作らせ、それをマーケットでできるだけ高い価格で販売し、それによって得られた利益を再投資しながら、資本を徐々に拡大していく。それが我々の世界を支配している資本主義というシステムである。

AIが進歩し、人間並みの労働が行えるようになり、資本家がAIを人間よりも安い労働力と見なすようになれば、人間の労働者を解雇し、AIを雇うのかもしれない。

AIが人間の代わりをするようになれば、労働者は失業し、収入がなくなる。収入が途絶えれば、食べ物を買うことができなくなり、人間は死に至る。現代人は、その日が10年後か20年後に訪れるかもしれないとひどく恐れている。

しかし、ここに大きな落とし穴がある。人間は生産者であるだけではなく、消費者でもあることを彼らは忘れているのだ。一方、AIは生産者になれても、消費者にはなれないということも。

AIが人間の労働の代わりをするようになっても、AIが作ったものを買ってくれる人間がいなければ、資本家は資本を増やすことができない。資本家には、資本を拡大するために、生産者だけではなく、消費者も必要なのだ。無思慮な資本家がAIに労働者の代わりをさせれば、同時に消費者も失ってしまうことになる。

マーケットの喪失は、畢竟、資本主義の終焉である。資本家によるエゴイスティックな利益追求の果てに、資本主義の終焉があるとすれば、まったくのナンセンスである。

まともな知性のある資本家なら、そんな馬鹿な真似はしないだろう。したがって、我々はAIに仕事を奪われるなどという「脅迫」によって不安に駆られる必要はないのである。

恐怖や不安によって人の心を支配したり、またそれをお金儲けの道具にするという人がいるが、そういう連中は信用できないから、無視することに限る。